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HSP とされる人

HSPのカウンセリング   なら   あさ心理室    名古屋・一宮・愛知県全域、岐阜・三重

2019. 12. 30

HSP かもしれない、                    
そこを入り口として             
性格・気質から感じる生きづらさを     
共に考えてみましょう。      
あさ心理室

HSP とは

HSP とは、「とても敏感な人」と訳されるようですが、
アメリカのエレイン・N・アーロンによって作られた概念です。
とても繊細で、神経が細やかで、感受性が強く、「生きるのがつらい」と訴え
それゆえに傷つきやすい特徴を持っている人たちのことをいうようです。
The Highly Sensitive Person が元々の言葉で、
その頭文字をとって HSP と略されてよばれています。
子供の場合は、Person が Child となり HSC とよばれます。

アーロン博士による概念

 HSP について言い始めたアーロンは、アメリカの心理学者でありセラピストです。
HSP について書かれた 1996 年出版の著書は、
『ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ』
エレイン・N・アーロン著、富田香里訳、講談社(2002年)というものです。
この本がアメリカでベストセラーとなり、続編が2本出版されました。
彼女自身が自らを HSP であると言っています。
自らがセラピーをうけて、自身のセラピストから
「あなたはとても敏感な人」と言われたことから、
自身の敏感さへの洞察を深め性格上の特徴について考えるようになったとのこと。
上記の本に詳細がつづられています。

 彼女自身が自らの体験から、
このような特徴を持つ人はセラピー(もしくは心理療法、カウンセリング)が役に立つこと、
しかしとても傷つきやすいので慎重な扱いが必要であることを述べています。

さらに、彼女はセラピストとして
このような特徴をもつ多くのクライエントと向き合ってきたようです。
この経験を元にこのような HSP という心理学的な概念を提唱しています。
しかし、この概念は科学的な方法で吟味されたとは言い難く、
あくまでもアーロン博士が自分の様々な体験を通して構築したものです。
普遍的な心理学用語とは言えず、学術的にはエビデンスも全くない用語です。
この用語を使った心理学的な説明の信憑性は、現在の所ありません。
一種の流行語とも言えます。

                                                           

HSP とカウンセリング

 カウンセリングを求めてこられる方の中に
 「自分はHSPではないかと思う」「生きるのがつらい」
と言われて予約を取られる方もいます。
自分がHSPではないかと思われている方は往々にして、
いろいろな刺激に過敏で神経が磨り減るような思いを抱いており、
人間関係の中で傷ついて「生きるのがつらい」と疲れている方がいるようです。

この概念は、精神医学的な障害や疾病ではありません。
精神科や心療内科の診断基準から外れるために、
他に症状らしきものがなければ
医療の中でカウンセリングやセラピーが受けられないことも多いです。
おおかた精神科医からは「あなたの困りごとは病気ではない」といわれます。
このような方々には、医療とは別の場所で、
性格特徴や気質から感じる生きづらさにむきあうカウンセリングが
役に立つ可能性があるでしょう。

HSPといわれる人の感受性の鋭さや敏感さも、実は様々な種類のものがあります。
タイプによって、適切なカウンセリングは異なります。
全てをひとまとめにして「HSPカウンセリング」としてしまう考えからや方法は
有効とは思われません。
ですから、臨床心理学に基づいたカウンセリングの専門家、
臨床心理士などの適切な資格をもったカウンセラーの
カウンセリングを受けることをおすすめします。

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