コロナ疲れ・Zoom 疲れ

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プライベートと仕事の区切りのなさ

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  一人の人が一日のスケジュールの中で、
仕事もプライベートでも 同じZoomというツールを使い活動することが起きています。
従来であれば、仕事が終わり帰宅をする途中でいろいろな風景を見て、
体を動かしながら、知らない間に、
頭もこころも 仕事モード から プライベートモード に切り替えをしています。
Zoomで一括された生活では、そのような切り替えをすることができないまま、
仕事とプライベートの間を行き来することになっています。
異なった領域の活動が混同され境界が曖昧になることで、
人の心はバランスを崩すように思います。

 心理学の考えに「自己複雑性の理論」(リンビル、1987)というものがあります。
人は自分のいろいろな特徴を認知するほど 感情が安定しストレスにも耐えやすく、
アクシデントによってもたらされる抑うつを和らげることができる という研究が、
海外、さらに日本心理学会、日本教育心理学会などで報告されています。
つまり、仕事をしている自分、友人と楽しむ自分、
家族とくつろぐ自分、趣味に興じる自分等など、
様々な自己の側面を持っているほど、ストレスに持ちこたえ易くなるというわけです。
コロナ禍によっていろいろな活動が一つの空間に集約されることで、
自分が単一なものと感じられやすくなります。
その結果、ストレス耐性も弱くなるように思われます。

 

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